事業所持続と良い職場とは・・

全国の訪問看護の推移

現在、全国で訪問看護事業所数は18000カ所を超えています。需要に伴い、ここ10年で急激に増加している半面で、年間3~5%の事業所が閉鎖している実態もあります。大きな要因としては、事業所の生産性の低下、人員不足です。事業所の規模が小さい程、スタッフの休日の自由がとれない、訪問の労働量に安易に変動されやすい、ランニングコストが解消されないといった様々な理由で悪循環に陥ってしまいます。

①必要なのは人員確保

まず、スタッフ個人の状況で事業所運営が左右されてしまう状況は長期的にみても良策ではありません。個人の頑張りには限界があり、耐久戦では更に消耗してしまいます。

また人員が不足な状況での重症や困難事例の訪問は訪問頻度も不足がちになったり、既存の利用者に時間の関係で迷惑となってしまう場合も生じます。結果として、事業所の質の低下や利用者や外部の満足度が低下してしまう結果となってしまいます。

②必要なのは組織作り

従業員が長期的には労働できる環境としては

・給与面の確保

・休暇の自由の確保や時間外労働の削減

・福利厚生

・職場の人間関係

であり、良い人材確保と安心した組織作りが必要不可欠となってきます。

良い会社は全員で作るもの

運営に関しては、信頼のおける社労士や税理士と共有し、スタッフが長期間就労したいと思える労働環境を日々アップデートしていく事が必要となります。

スタッフに関しては「自分が良ければ良い」と考える方が1人いるだけで、職場内の人間関係がそこから大きく崩れていく可能性があります。そのためには、社内の最低限のルールや一般常識、他者への配慮も非常に重要です。

最後に、相手は同じ人間ですので、個人一人で良い職場をつくる事は非常に大変な事です。経営者、管理者だけでなくスタッフ全員が「良い職場環境をつくりたい」と同じ意思を持って働いてくれる事が大切となります。