重症度の高いご利用者を支える「看護とリハビリ」の連携

​訪問看護ステーションの現場では、医療依存度の高い方や重症のご利用者のご自宅での療養を支える機会が増えています。

​「重症だと、リハビリは難しいのでは?」とご不安に思われるご家族様もいらっしゃいますが、実はこのような状況こそ、看護師とリハビリ職の密な連携が大きな力を発揮します。

​本日は、当ステーションにおける「重症利用者へのリハビリ連携」の取り組みについてご紹介します。

​なぜ重症患者様に「多職種連携」が必要なのか

​重症患者様のリハビリテーションは、単に身体を動かすだけではありません。全身状態を常にモニタリングし、安全を確保しながら「その人らしい生活」の質(QOL)を維持することが最大の目的です。

​看護師とリハビリ職が連携することで、以下のような強みが生まれます。

​1.医学的管理とリハビリの「同時進行」

​看護師が血圧、体温、呼吸状態、褥瘡(じょくそう)の有無などを日々観察し、その日の全身状態に合わせてリハビリの強度を調整します。体調の変化を素早くキャッチできるため、リスクを最小限に抑えながらリハビリを行うことが可能です。

​2.苦痛の緩和と安楽な姿勢の保持

​重症の方は長時間の同じ姿勢が困難な場合があります。看護師が痛みのケアや体位変換を行い、リハビリ職が関節の拘縮を防ぐためのポジショニングを提案する。この連携により、ご利用者様の苦痛を軽減し、リハビリに取り組みやすい環境を整えます。

​3.変化を見逃さない「情報の共有」

​「今日は少し声に張りがある」「少し食事の進みが悪いかもしれない」といった、毎日の些細な変化を看護師とリハビリ職で共有します。これにより、主治医への報告やケアプランの修正がスムーズに行われ、状況に応じた最適なケアを迅速に提供できます。

​私たちが大切にしていること:医療機関と同レベルの治療内容とリハビリテーション

訪問看護ステーションに在籍する看護師とリハビリ職は医療機関と同じ医療職となります。現在ケア内容やリハビリ内容も同レベルで対応する事が望まれています。

​デイズ訪問看護リハビリステーションでは、以下の体制でご利用者様をサポートしています。

定期的な合同カンファレンス

看護師とリハビリ職が定期的に集まり、状態の変化と今後の目標を共有しています。

​迅速な連携体制

訪問先でリハビリ職が異常を感じた際、すぐに訪問看護師へ連絡が取れる体制を整えています。

​ご家族様へのサポート

リハビリの様子をご家族様にもお伝えし、ご家庭でできるケアや工夫について一緒に考えます。​「自宅で過ごしたい」という想いを叶えるために​重症であっても、住み慣れた自宅で過ごす時間は、ご利用者様にとってかけがえのないものです。

当ステーションでは、寝たきりとなり余命宣告を受けた方も、歩いて外出できるまで回復した実績がございます。病気を良くしても、利用者が動けなくなってしまっては本末転倒となります。そのため病気を治療しつつ、日常生活がおくれるよう改善させていく事が大切です。

「今の身体の状態でもリハビリは受けられるのか?」「医療処置が多くて不安」といった疑問をお持ちの方は、ぜひ一度私たちにご相談ください。看護とリハビリのプロフェッショナルがチームとなり、安心できる療養生活を全力でバックアップいたします。